今回の記事は少し真面目な記事です。
テーマは
出会い系サイト終焉のときを迎えたかもしれない・・・です
出会い系サイトの思い出
最初に昔話をします。
10年くらい前、ぽっきいはかなりの苦行を続けていました。
それは、
「毎日、新規の女性とセックスする、それを1000日間続ける」というもの。
新規とセックスするだけならまあ、わりと容易だと思います。でも実際には、新規とセックスするたびにセフレが増え、その人たちとのリピートの面談も必要になっていきます。だから段々と毎日3人~5人とセックスするようになっていく。
セックスはともかく、時間が足りません。当時は夕方から深夜まで仕事をしていたので、出会いの活動は早朝から夕方までの日中だけ。新規が一日に一人とは限らず緊張が続いたりして身体が休まることがありませんでした。
新規の連続記録が途切れそうになったり、けがをしてしまったり、順調ではなかったけれど最後は1000日をクリアして完走。(何度か途切れて振り出しに戻った)
なぜそんな苦行を続けていたのかというと、まあ詳しくは言えませんが商売上の都合があって、さほどモテるわけでもないぽっきいがやったわけです。10年前、その実況ブログでみなさんにぽっきいを知って頂けるようになったので、結果的に良かったかもしれません。
その当時よく使った出会い系サイトは、PCMAXという今も存在するところです。エロ目的の出会いなら当時はそこが最も有名だった気がします。
ただし当時は昨今の「マッチングアプリ」とは違って、出会い系サイトはアウトカルチャーのひとつ。昨今はサブカルチャーかもしれませんが、当時は風俗業のひとつと言っても過言ではありませんでした。
分かりやすく言うと、それまで流行っていたテレクラの延長線上だったということです。
しかしテレクラよりももっと手軽になったことから、売買春、美人局、自殺の道連れ、婦女暴行、悪戯、運営会社によるサクラなどなど、今では考えられないような治安の悪さでした。運営会社が逮捕されたり、突然倒産して課金分の返金もないなどよくあることだったのです。
当時の若い人達はそんな中をかいくぐり、出会いを探していたものです。
もちろん出会い系で出会ったなど他人には言えない雰囲気。それくらいアウトカルチャーだったということ。
その時代の出会い系サイトには年齢確認はありませんでした。(義務になるのは2009年から)そして、プロフィールに写真を載せることもなく、3~4項目しかないプロフィールを適当に埋め、女性のプロフィールを見つけてはいきなりメールするという方法でした。
突然メールをしてお誘いし、返事を待つ。これを大量に繰り返していたのが当時の出会い系サイトです。実際のところこれでかなり相手を見つけることが出来ました。ファーストメールの作りこみが上手くいけば結果が出たのです。
メールのテンプレートを作って試し、結果を見てまたテンプレートを改善。二つのテンプレートを同時に試して反応を確かめたり。いわゆるABテストを繰り返していけば、必ず結果は出ました。
これが出来ない人は当時も出会いは無理でしたが。
そんな時代がありました。
楽しかった記憶を持つ人たちは多いでしょう。
しかし現代の出会い界隈はちょっと雰囲気が変わってしまったと思います。
自尊心を傷つけるマッチングアプリの存在
2010年代にマッチングアプリが登場しました。
田舎のDQN向けだった出会い系サイトのイメージを避け、ハイスペックな男女の真剣な出会いの場を演出したのです。
しかし、このマッチングアプリは、当時の出会い系サイトよりもずっと生きづらさを感じるものになっています。
「マッチングアプリは嫌いだ!」と言う人は、中高年男性を中心に若い世代でも一定数います。
マッチングアプリは自尊心を傷つけやすいのです。
プロフィールを作りこみ、写真をカメラマンに撮影してもらう。相手とコミュニケーションすることもなく、プロフィールや見た目でジャッジし合い、スルーされたりブロックされたりする。
出会い系サイトでもスルーは沢山されるのが当たり前でしたが、マッチングアプリでは自分の素性をある程度晒しているため、自己肯定感に大きく傷がついてしまいます。
オレ、不細工だからな・・・
オレ、年収が低いからな・・・
オレ、学歴低いからな・・・
など、素性をある程度出している分、否定された感が強いわけです。
仮に相手からいいねを返してもらってマッチングしても、少し話せば「結婚のために相手の経済力や職業をジャッジする女」ばかり。さほど見栄えが良くなく、離婚歴もあるような低所得の中年女が、偉そうに他人をジャッジするわけですよ。それも上っ面のいわゆる「スペック」という部分でもって。
これではマッチングアプリが嫌いだという人が増えても仕方ありません。
マッチングアプリは苦戦している
マッチングアプリの現在は、かつての出会い系サイトほど会員数が伸びないのが現実で、すでに頭打ち状態です。全盛期は2010年代半ば~2020年頃までです。当時活動して相手を見つけた人はとっくに辞めました。
恋愛や結婚目的なので、出会い系サイトのように繰り返し利用しません。会員が減るのは当然です。
一方で、マッチングアプリの生きづらい雰囲気は出会い系サイトにはありませんでした。当時はもちろん、現在もありません。昔ながらの適当さです。
だから中高年男性はマッチングアプリもやりつつ、出会い系サイトも手放せないというわけです。
むしろマッチングアプリに疲れた人たちが、出会い系サイトに回帰する傾向が見られます。男女ともにです。特に軽い遊び相手が欲しいと思ったときには、出会い系サイトがやっぱりいいなと思う人が増えているわけです。
自分の職業や年収などのスペックでジャッジされることもなく、性格が破綻した婚活ババアと遭遇することもありません。
自己肯定感を傷つける人間はそう多くなく、いたとしてもそこまで卑屈な人物ではありません。
やっぱり出会い系サイトはいいな・・・という声は増えているように思います。
しかし・・・
出会い系サイトはもうオワコンです
その出会い系サイトも最近では人気がないし経営状態も良くないのが現状です。
全体的に業者ばかりになっていることもあって、男性からそっぽを向かれ経営が厳しくなった出会い系サイトが増えています。
そっぽを向かれた理由はいくつかあり・・・
ひとつは、広告戦略を間違えて「場」を汚してしまったサイト。
有害系のアダルト動画サイトに広告を出しまくっていた有名サイトと言われたら、詳しい人はいくつか思いつくでしょう。悪質なポップアップ広告で宣伝しているあのサイトです。
昔は出会えるサイトでしたが、今はもうそこで出会うことは難しいです。業者の餌食になるだけです。
男性が騙されて課金するから成り立っているだけでしょう。女性が卑猥な広告で登録するわけがありません。
もうひとつは、公安委員会の目を気にするあまり、規制を強めて迷走しているサイトです。日記やメッセージの文章に機械的に検閲を加えて卑猥な言葉を書けなくしています。
たとえば、「昨日は担々麺を食べました。※※ゲン菜が乗っていておいしかったです」と伏字になります。チンは卑猥と認定されるわけです。
「トヨタの※※ス買いました」という言葉にも伏字。ヤリは卑猥だということです。
自殺や未成年の出会いなどの行為を規制しようとしたら、クソみたいなサイトになり下がったという顛末です。
このようにイージーな規制を強めていくと例え人気サイトでも崩壊していくのは歴史が証明しています。軽はずみな規制で利用者が離れていく光景をみなさんも何度も何度も見てきたことでしょう。アメブロ、ミクシィ、CROOZブログ、Twitterなど、衰退していった理由は同じだと個人的には思っています。
他にもいくつか傾向がありますが、まあ、出会い系サイトもいよいよ崩壊の時を迎えたということです。
今でも出会えるサイトはどこ?
そんな中で比較的出会えている出会い系サイトはふたつに絞られます。
このふたつは依然として強いです。2023年現在もまだ出会えます。マッチングアプリと併用するのならこの二つがいいです。
どちらも既婚・独身関係なく登録できます。
これから出会い系サイトはより厳しい経営状態になっていくはずです。やるからにはこういう安定したサイトを使うことをお勧めします。
しかしながら、このままでは出会い系サイトは絶滅する運命にあるでしょう。いずれマッチングアプリに駆逐されてしまいます・・・
自尊心を傷つけてしまうマッチングアプリを使うしかない時代になりつつあるわけです。