こんにちは、ぽっきいです。
今日のテーマは婚活アプリで頻発する投資詐欺についてです。
詐欺師に騙された女にインタビューしてきた
昔から出会い系サイトでは詐欺が多かったですよね。でも当時はせいぜい、詐欺サイトに誘導されるとか、美人局されるとか、そういう牧歌的なものでした。詐欺師の多くは逮捕されましたが、被害額もあまり高額ではなかったような記憶があります。
しかし現代ではマッチングアプリで詐欺師が横行しています。その多くは外国人。出会い系サイト全盛期の2000年代初頭にはパソコンすら持っていなかったような国の人達です(どことは言わないけれど)
とにかく詐欺師の人数が多すぎる。そしてやり口は雑。詐欺師のアーティストなどいるわけもなく、路上の石ころをおにぎりだと言い張るような幼稚な手口ばかりですが、被害は激増してます。
よくマッチングアプリの詐欺のことを「巧妙だ」と言う人がいますが、それ全く違います。巧妙になったわけではなく、騙される人の質が変わっただけでしょう。騙される人が素人すぎるのです。
昔の出会い系サイトはアンダーグラウンドな世界だったので、ガラの悪い繁華街を歩くような気持ちでやっていたんですよ。会うやつ、見るやつ、話すやつ、全員ガラが悪い。全員うさんくせえ。そう思って参加していたはずです。
でもマッチングアプリは運営会社がクリーン化を図ったせいで、出会い系サイトをやらなかったような人達まで参加しています。マッチングアプリを婚活サービスだと勘違いしているような真面目な人達です。
いや、マッチングアプリとはいっても、そこはしょせん男と女の狩り場だよという。
騙されやすい素人さんが増えたこともあって、被害額は高額化しています。さらにまずいことに昨今は投資ブーム。数百万円、数千万円という大きな金額を投資詐欺に騙されているわけです。
ほら、お金を預けると数百倍になるとかいうやつです。謎の運用で。その運用は限られた人だけが参加できるという、意識高い系のマヌケが騙される奴。
いや老人じゃあるまいしそんな投資詐欺に騙されるアホはいねえだろwwwと思いきや、結構騙されているようです。
この記事では「一億円を騙し取られた中年女」の事例を紹介します。
これを読むと、世の中馬鹿もいるんだなと分かるので気分転換にどうぞ。
被害額1億円・・・50歳未婚独身、幼稚な女
その女性との出会いは、マッチングアプリのペアーズ。
言わずもがなマッチングアプリの最大手です。ここをやって出会えない人はいないと言われるほど、数十万人の男女が出会いを求めて活動しているアプリです。
ある日、ぽっきいに「いいね」が付きます。どんな人からだろうと思ってプロフィールを見に行くと・・・そこには太ったおばさんがいました。
お世辞にも美人とは言えません。
プロフィールを見ると、身長は151センチ、年齢50歳、独身(未婚)、職業は記載なし。プロフィールの写真も鮮明ではなく、ガラケーで撮影したのかと思うような画質の悪さ。
取材目的なので、興味本位でいいねを返しマッチングしました。ペアーズはマッチングするとすぐにメッセージのやり取りが可能になります。
たぶん普通の非モテ中年女性だろうと軽い気持ちでいいねを返したんですが、、、すぐにメッセージが届きました。
「ぽっきいさんに会いたいです。今すぐは無理ですか、私、どこにでも行きます」
おいおい。
たぶん基地外だなと思いつつ、面白そうなのでやり取りを続けることにしました。
何から何まで幼稚な女
ぽっきいはマッチングアプリを使って初対面する前に、必ず電話で会話することにしています。ペアーズはLINE交換せずに電話ができる機能があるので便利です。
電話をする理由は、電話によって相手の雰囲気が多少わかるからです。ずっと風俗業の底辺稼業をしてきたので、人格が崩壊していたり精神を病んでいたりする人は声に現れると思っている。不思議なもので社会性まで声質に出てしまうもんです。
この50歳独身女性(名前をNとする)と電話すると、まずゲンナリしたのはその声。
ぶりっこダミ声と呼んでいるが、昔のドラえもんというか、30年前のぶりっ子(死語)というか、不思議ちゃん(死語)というか、とにかく声がおかしい。
「いま何してたの」と俺が聞くと、、、
「え゛~い゛ま゛?電話してるよ゛?」とドラえもんが言う。
ちげーだろボケカス!瞬間的に苛立つ気持ちを抑えて話をする。2分だけ頑張って話そうと思った。俺は根気強いのだ。
すると面白いことをドラえもんが言い出す。
「あの゛~わたし詐欺にあっちゃったのね」
「へえ。どんな」
どうせすっぽかしに遭ったとかだろう。
「引かない?」
「引かない(早く言えよボケ)」
「一億円取られちゃった」
「なんで一億円持ってたの」そっちの方が気になるわ。
だらだらと話がへたくそな女なので要約すると、
- ペアーズでイケメンとマッチングした
- イケメンが金持ちだった
- 親しくなった
- 結婚しようと言われた
- 将来のために投資しようと言われた
- お金がないので母親のお金を10回に分けて送金した
- 連絡がつかなくなった
ということだった。お母さんとお父さんは長年公務員として勤務していて定年退職まで地道に貯めたお金だったようだ。
この50歳の独身女は働いたことがなく、恋愛したこともない。当然結婚したこともない。父親が死んでからこの娘の人生を心配した母親が、1億円をさらに増やせるならと思って娘に投資話にお金を出すことにしたらしい。
残念ながら全部なくなったわけだが。
「それで、まだお金は残ってんだろ」
「ない゛の~。お母さんの年金しかない゛の~」
「生きていけないじゃんか。これからどうするの」
「だから婚活してるの゛~」
婚活してるの~じゃねえよ。金づる探してんのかよ。
ドラえもんが言う。
「ぽっきいさん゛、私と会って~」
会いたくねえな。でも取材という意味でなら会ってもいいかと思った。
待ち合わせして会ってみた
待ち合わせしたのは千葉県松戸市の北小金という駅。そこまでクルマで迎えに来ると言う。
やってきたのは新車らしいホンダのSUV(名前は分からない)そこにボリショイサーカスの熊みたいなのが運転していた。
「ぽっきい゛さん~かっこいい゛~」と会うなり言う。君もサーカスみたいで可愛いよと心で思ったが言わなかった。
「ホテルい゛く?」と言うが、お茶しましょうということにした。ホテルなんか行きたくないよ。
近くにコメダがあったので入店。「コメダはサンドイッチの量が多い゛の~」と言うが、サンドイッチを三個頼んだ。たぶん全部食うだろ。
案の定、すごい勢いで無くなっていく。
「詐欺の顛末はどうなったの」インタビューをしてみた。
警察は被害届を受理しない
ドラえもんがサンドイッチ頬張りながら言うので、以下要約。
詐欺だと確信したので警察に言ったが、残念ながら被害届は受理されなかったという。
婚活アプリでの投資詐欺は、だいたい民事事件ととして扱われ、警察は関与しないことが多い。
それは「犯人が詐欺目的である」と判断する証拠がないことが理由のひとつ。詐欺目的ではなく、相手もその投資を信じていた場合、詐欺罪が成立しない。刑事事件を疑うには証拠が弱いのが投資詐欺なんだよね。
警察では、このドラえもんとマッチングアプリの相手とのお金のトラブルと判断したようだった。
弁護士に着手金500万円を振り込んだが
次に弁護士に相談したという。弁護士が詐欺で失ったお金を取り戻せるという触れ込みで相談に乗ったようだが・・・
「それ、どこで見つけた弁護士なの」ときいた。
「えっと~・・・詐欺の相手からここに相談しろと言われたの゛~」
「なぜwwww」
振り込んだお金が高額なので少し戻してほしいと詐欺師に頼んだら、税金や手数料がかかるので弁護士を通してほしいと言われたとw
で、紹介された弁護士に電話すると「着手金で500万円必要」と言われ、素直に振り込んだそうで。
「電話の日本語がカタコトだったの゛~」
だったの~じゃねえよ。その弁護士も詐欺だろ。
「え゛~~」
もう無理だな。取り戻せない。
それでもペアーズはやめられない
「で、不思議なんだが、なぜまだペアーズをやってんの」
詐欺られたなら怖くて辞めるだろ普通。
「婚活したいから゛~」
いや気持ちは分かるがやめた方がいいよ。なぜこうやって俺に簡単に会ってんの。
「も゛~いじわる言う~」
いじわるじゃねえよ。
その日はそのまま帰ったんだが、ぽっきいとセックスしたいとかいろいろ言うわけ。それを振り切って電車に乗って帰った。コメダからの帰りは歩いた。下手に車に乗ったらホテルに連れていかれてしまう。
さらに騙される
それから一週間が過ぎ、またドラえもんからメッセージがあった。
「弁護士にまた500万円振り込んだの゛~」
いや、なぜなのか。
どうやら返金の手数料として500万円必要と言われたらしい。
「でも相手の男性がデートしようと言ってくれて詐欺じゃないと分かったの゛~」
「・・・よかったね・・・返金されると思うよ・・・」
そう言って、そっとLINEはブロックした。
婚活詐欺に騙される女の特徴
これ、極端な事例にも思えるが、詐欺現場ではごくありふれた光景らしいです。
婚活詐欺に騙される人には共通する特徴があるのでいくつか紹介します。
「私は騙されない」と思っている女
自分は騙されないと思っている女が一番騙しやすいのは、誰もが知ってることだろう。
認知機能がポンコツだからそう思えるのであって、普通の思考能力があれば、巧妙に仕組まれたら自分は騙されると危機感を持っている。
極端に疑い深い人も同様で、やはり認知機能に問題があるので詐欺なのか正当なのか判断することができず、とりあえずなんでも疑うわけ。つまり頭が悪いということなので簡単に騙されてしまう。詐欺師は疑い深い人の方がやりやすいと言う。
恋愛する能力がない、枯れた女
特に女性は年を取るごとに恋愛する脳の働きが弱まるのかもしれない。恋愛する能力が脳みそに残っていないけれど、経済的な理由で結婚はしたい。(男に養ってもらいたい)だから条件(年収・見た目・職業など)のスペックで男を判断する。
こういう出涸らしのティーバッグみたいな女も、たぶん詐欺師は大好物だろう。表面的なことにしか興味がない女なので、表面的な辻褄を合わせればすぐに騙される。
心で通じ合う経験がないので、表面的な言葉ですぐに騙されてしまう。
金融リテラシー(金融知識)が皆無の女
これは言うまでもないが、金融知識がゼロなのに欲望だけを刺激されたら簡単に騙されてしまう。
100万円が1年で1,000万円になるとか言われると、いやらしい金銭欲に思考停止になる。いやそれ、年利900%ってことでしょ?と言っても、利息という言葉すら知らないのだからどうしようもない。
ある調査では、「金融知識に自信がある」と答えた割合が最も多いのは青森県だった。そして「金融知識のテスト」の成績が最も悪かったのも青森県だった。ちなみに青森県は平均年収が全国で最下位のグループに属している。
金融リテラシーが自分にあると考えてしまうのはなぜなのか。むしろ根拠のない自信を持つ人たちが騙されやすいのは言うまでもない。
認知機能に問題がある女
そもそもの話なんだが、物を正確に捉えられない人は詐欺を見抜けない。AとはBである、というそれだけの話に対して、「AはBかどうかは分からないけどCでもあってほしいな」とか、認知症みたいなことを言う女は多いよ。
いやA=Bなんだよと。シンプルな認知され出来ない女は詐欺師のご馳走だろう。
詐欺師の正体は?
そもそも詐欺師はどんな人なのだろうか。
マッチングアプリの杜撰な本人確認を簡単にすり抜け、他人の写真をプロフィールに貼る。最近の中年女性であれば、イケメン韓国人に成りすますと呆れるほど騙される。ちょっと外国かぶれをした中年女性なら、白人男性に騙されるだろう。
相手がカタコトの日本語でも、女自身の金銭欲と性欲、承認欲で許してしまうのだ。
こうなると単なる肉便器状態である。
お金をじゃぶじゃぶつぎ込むだろう。
VPNでアクセスポイントを誤魔化し、買った日本国内の銀行口座に振り込ませる。そこから迅速に出金されてしまうと、もう二度とお金は戻らない。詐欺の立証など不可能になるので被害届すら出せなくなるというわけだ。
「日本に興味があって旅行に行きたい。お勧めの観光スポットを教えて欲しい」
「日本から長く離れていたので日本語が苦手になった、不自然なのは許してほしい」
外国人詐欺師は必ずそう言ってくる。身に覚えがある人も多いかもしれない。
お金を取り戻すのは可能か?
結論から言うと、ほとんど不可能です。
「犯罪利用預金口座等に係る資金による被害回復分配金の支払等に関する法律」という制度があり、振り込みした銀行口座が凍結されるとそこに入っていた預金残高を被害者達で分けることはできる。しかし被害額が全て戻るわけではないし、残高がなければ返金などされない。
詐欺師の立場で想像すると、アホ女が入金したら詐欺だと気づいて騒ぐまでに全額を出金するだろう。(高額だと数日かかってしまうが)
そしてその口座は二度と使わず捨てる。そもそも詐欺はいくつもの異なる口座に振り込ませる。
銀行口座を詐欺師に売った口座名義人に損害賠償をすることは出来たとしても、口座を売るほどの貧乏人なのでお金などない。
詐欺師がマヌケで、かつ被害者が迅速に動けば何とかなるかもしれないが、その成功率は低い。事例のように弁護士にも着手金を騙し取られて終わる。
詐欺被害者は、何度でもだまされるベテラン被害者になりやすい。騙された人はリスト化されて高額と売買されているわけで、次々に仕掛けらえてはお金を失っていくようだ。
【追記】
ペアーズが悪いというわけではありませんが、投資詐欺が多すぎる印象があります。不正会員の排除がうまくいってないのでしょう。
実のところ、投資詐欺がいないマッチングアプリはほとんどありません。しかし比較的少ないとぽっきいが思うアプリはマリッシュでしょう。料金が安いしおすすめです。
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