ぽっきいブログ

ぽっきいが語るマッチングアプリ体験記

Twitterで裏垢アラフォー人妻15人に会ってみた②【岐阜在住Hの場合】

岐阜市在住・42歳 Hさんの場合】

 

 大富豪の浮気相手がヘリコプターで河原に着陸すると信じ込んでいるHは、岐阜市の在住だと知った。

 

岐阜市は何度か行ったことがある。

思い出話になるが・・・かつてセフレの人妻がいて、遊びに行くたびに俺は駅前のホテルを予約し一人で泊った。予約するのはダブルベッドの部屋で、フロントには後でもう1人来ますと伝えていたものだ。

 

人妻は当時22歳で、深夜11時頃にホテルの部屋に直接やって来る。それからあれやこれやとお楽しみいただいて、1時頃に駐車場まで見送ってお別れする。

それからまたシャワーを浴びて、2時頃に違う30歳の人妻がホテルの前に車で迎えに来る。しばらく走った先にあるラブホテルに入り、あれやこれやとお楽しみいただいて、4時頃に駅前のホテルに送り届けられる。

 

そしてベッドに倒れこんで死んだように眠り、翌朝チェックアウトの時間ぎりぎりに起きる。10時30分にはまた違う人妻が駅前に車で迎えに来る。またどこかのラブホテルに連れ込まれる。正直言って体調は最悪。過労で吐き気までするんだが、あれやこれやとお楽しみいただいて、子供の保育所の迎えの時間までに岐阜駅に送り届けられる。

 

夕方からさらに1人か、2人、同じことを繰り返す。

 

次はいつ来るの?と皆さんに惜しまれつつ、岐阜駅から電車に乗り名古屋へと向かう。極度の疲労で本当に吐きそうになる。体調に余裕があれば新幹線で東京に戻るが、無理なら名古屋のどこかでホテルに泊まって休む。

名古屋に泊まっていると、昨晩深夜にホテルの部屋に来た22歳の人妻が名古屋のホテルまで行きたいと言う。そしてまた同じことの繰り返しで、最後は本当に心不全を起こしそうなほど疲れる。休むために名古屋に泊まったのに休まらない。

 

岐阜市にはそんなエロい記憶しかないので、俺は金色の織田信長像を見るたびに勃起しそうになる。どうも俺は岐阜市にエロい縁があるようなのだ。

岐阜市を訪れてセックスしなかったことが一度もない。

 

だから裏垢Hが岐阜市在住だと聞いて、またかと思った。

 

岐阜市に何度も行ったが俺が知っているのは駅とラブホテルだけで、自分ひとりであちこち移動したことがない。どこに河原があるのかも知らない。岐阜市郡山市の区別がいまいちつかない。景色は同じだと思う。

 

Hとはセックスしないつもりだ。あくまでも取材のためにHと会う約束を取った。

 

「変態紳士さんは、当日何で来るの?」とHは俺に訊く。

 

「えーと、ヘリコプターで行きます」

こう答えるのがマナーだろうと思った。

 

「嘘つかないで」

Hが言う。「あなたはヘリコプターで来ない」

 

突然まともになるH。徒歩で向かいますと言う準備をしていたのに。

 

「ごめん、嘘つきました。ヘリコプターじゃないです、新幹線を借り切って東京から向かいます

 

「すごい!団体ってこと?」

 

「団体・・・?だんたい?・・・えーと、修学旅行です」

 

そっか、あなた修学旅行ってことね。先生をされているの?

 

せ、先生・・・?コンサルファームの話をしていたと思うんだが、忘れてるのか。

 

俺の細かい変態紳士としての設定はすべて消えていった。兄が医者だったっけ?弟はなんだっけ?自分でも設定を忘れていたので、ちょうどよかった。

 

はい、先生です! 

また面倒くさい嘘をつかなければならないくなった。

 

「修学旅行を抜け出して人妻と会うなんて、いけませんね」

 

大人の修学旅行も悪くありませんよ、奥さん

 

「いけない先生ね」

 

「ぐへへへへへ」

 

股間のカルピスサワーを期待してます

 

もう嫌。会う前から面倒くさい。直前で本当に嫌になって、昔のセフレさん達に連絡を取り始める自分が想像ついた。

43歳の人妻か。ツイッターで裏垢なんてやってる人妻など、こんなにアホなのか。

 

アホに会いに行く金が勿体ない気もする。でもまあいい。行くしかない。

 

そして岐阜市にぽっきいが降臨する当日。

Hは朝から張り切っている様子だった。

 

「もう、学校で出発式は終わりましたか?」と訊いてくる。

 

「はい、保護者に見送られて学校を出ました」

 

「あら素敵。でも先生は途中で抜け出して人妻に会いに行くのね」

 

「ぐへへへへへ」

 

もう嫌。

 

名古屋駅からよく分からない電車に乗り換えて岐阜駅に着くと、織田信長像があった。金色だ。たまらん。股間はビンビンです。

 

当時22歳の人妻RにLINEをしてみた。もう何年も会ってない。

すると秒で返事が来た。「どこにいるの?もしかして近くまで来たの?」

 

うわわわわ。Hをすっぽかして、こちらに会うのが本来正しい行動かもしれない。

駅の中にあるモスバーガーの席に座り、元セフレRとLINEのやりとりをする。あれから子供が2人できたこと。当時はセフレが沢山いたけど今はいないこと。夫とはセックスレスであること。ぽっきいならまた会いたいこと。ブログとTwitterを読んでいること、などなど。

 

岐阜駅にいるとは言わなかったが、Hと比べると魅力的な女性だよ。人妻というのがいけないところなんだけど。Hのように淫乱をイキることがない。

 

ストレートにエロくてとてもいい。

 

するとHからのメッセージが届いた。

 

せんせ♡ついた?

 

「ふう、やっと抜け出してきたよ。校長先生にお腹が痛いので病院行きますって嘘ついて岐阜まで来たよ」

 

何を言っているんだ俺。

 

駅前の駐車場にいると言う。

 

元セフレRにまた連絡するよとメッセージを送り、駐車場に向かう。

「いつでもメッセージ待ってるよ」とRから返っているのが通知で見えた。

 

あいにくの曇り空。

 

そこからがこの岐阜遠征の地獄の始まりだった。

 

【つづく】