ぽっきいブログ

ぽっきいが語るマッチングアプリ体験記

なぜ自分の文章は嫌われてしまうのか?

本日の話題は、「なぜあなたの文章は女性から人気がないのか」です。

 

Twitterでも、出会い系の日記でも同じなんだが、せっかく書いたのに誰も反応してくれない、むしろ嫌われている気がする・・・という人は多いよね。

 

普段の会話でも同じ。何故かは知らないけど相手がどんどん疎遠になっていく感覚に悩んでいる人は多い。

 

これはいろんな理由があるんだけど、難しく言うと「文章が二つ折りになっている」せいなんだよ。

 

これをちょっと説明していきます。

 

たとえばこんな文章があるとする。

 

「去年のクリスマスイブは例年通り恵比寿は大混雑だった。若いカップルばかりで駅もおしくらまんじゅう。若い人はエネルギーに溢れてるので混んでいようと行くんだね。ある意味感心しました。

俺はというと、そういうものには興味なし!元気はあるけど、せっかくの元気はもっと価値があることに使います。まあ若いカップルに嫉妬するおじさんかもしれないけど、それは黙って見守ってくださいww」

 

読んでみてどうだろう。

 

素直な感想として、何か嫌だな・・・という感覚を持つ人が多いんじゃないかな。

 

この人、恵比寿って文字を見ると怒り出す人なんじゃないか?とか

 

クリスマスイブになるとカップル死ねとか言い出す人なんじゃないか?とか

 

そんな印象を持ってしまう。

 

何故そう感じるんだろうか。

 

これはつまり、「二つ折りになっているから」なんだよ。

単純に文章の構成の問題。

 

もう一度見てみると

 

去年のクリスマスイブは例年通り恵比寿は大混雑だった。若いカップルばかりで駅もおしくらまんじゅう。若い人はエネルギーに溢れてるので混んでいようと行くんだね。

ある意味感心しました。

俺はというと、そういうものには興味なし!元気はあるけど、せっかくの元気はもっと価値があることに使います。まあ若いカップルに嫉妬するおじさんかもしれないけど、それは黙って見守ってくださいww

 

 ある意味感心しましたという文章が折り目で、前半と後半に折りたたまれている。

 

前半の文章だけ、あるいは後半の文章だけを抜き取ると、別にそれほど嫌でもないことに気づく。普通の会話だよね。

 

前半の文章は、恵比寿が混んでたっていう状況を描写しているだけだし、後半の文章は若い人にやきもちを焼くおっさんの強がりという表現だよね。

単独ではそれぞれ嫌な文章ではない。後半はちょっと嫌味はあるが、自虐として語れば嫌がられない。

 

だけど

「ある意味感心します」という嫌味が一行入るだけで、後半がとてつもなく厭味ったらしく聞こえてしまう。前半が華やかであるほど、後半の厭味が強調されている。

 

全体を通して受ける印象は・・・

「気持ち悪い」「うざい」「おっさん」「女に嫌われていそう」じゃないかな。

 

 

本来、文章を二つ折りにするのは、文章を構築するうえではテクニックの一つなんだけどね。

前後の文章の印象を強くすることができる。

 

たとえば、

「雪が降った。雪が降ると毎年思い出すことがある。父親に反発していた俺は父親の葬儀に出なかった。毎年降り積もるように後悔の気持ちが強くなっている。」

 

雪と葬儀は本来関係がない。それを前半と後半がお互いに印象付け、きっと雪の季節に死んだんだろうなとか、寒い季節にさらに心が震えるんだろうなって伝わっていく。

 

 これは俺らのような素人には無理だ。

文章のプロのテクニックだよ。

 

必ず一つの文章では一つのことだけを語るようにしたほうがいい。

 

一つのツイートに二つのことを入れない。

 

一つのメールに二つの要件を入れない。

 

イメージの話だけど、「文章を二つ折りにしない」ことを意識するといいよ。

 

「恵比寿は混んでいた」

 

「めちゃくちゃ疲れた」

 

「若い子に嫉妬しちゃうw」

 

それぞれ別に語ったほうがいい。

 

作家や文章のプロのように、文章を自在に操れる人でもない限り二つ折りはダメ。

 

メールの文章は長くてもいい。むしろ長い方がいいかもしれない。

でもその文章に「折り目」をつけないように意識してみてください。

 

素人がいい文章を書くコツは「意識の流れに沿って、まっすぐに時系列で書く」ことです。