出会い系サイトのようなサービスを使っても、実はちょうど半分の人が一人とも出会ったことない。
これはサンプル数を男性一万人の調査をしても、Twitterで1000人くらいにアンケートを取っても、必ず同じ結果になるから信用できる感覚だと思う。
ついでに言うと、会ったことがある人の中でも3人以下というのが、7割を占める。つまり全体の85%は、3人以下の出会い経験しかない。
あくまで出会い系サイトでの話だが、この数字はちょっと驚いてしまう。
半分の男が「出会い系は出会えない、出会い系は詐欺」などと吠えている。
出会ったことがある男でも「出会い系は出会える時もあるけど、大半が業者」などと言う。
では、全体の15%のいわゆる大量に出会っている少数の人達の意見はどうだろう。かつての俺もここに含まれるんだが。
出会えている男に共通する感覚は、
「ライバルは全体の1割程度の男で、地域を限定すればもっと競争率が低い。だから濡れ手に粟だ」
という感じだろう。
俺もそうだった。
泣き言をほざいて勝手に9割の男が諦めてくれるから、ガチで取り組む男は濡れ手に粟になる。
出会えない男の課金額についての調査を見たことがある。正確に覚えていないので明言を避けるが、たしか年間課金額が0円~数千円しかなかった。
そもそも課金もしないで結果を出そうなんて、タダで仕入れて定価で売る商売をしたがってるようなもんだ。
出会ってる男の課金額はというとどうだろうか。
かつて某出会い系サイトで出会いまくってる男と知り合うきっかけがあった。
ほぼセックス依存症みたいな男だったが、サイト上で出会う女性の数が500人を超えるという。課金額は月に10万円。
運営会社から直接連絡が来て、女性会員のデータベースを提供されるようにさえなったと言っていた。
当時、俺も1000日連続記録をやっていた時期だったので、女性の間で良くも悪くも俺の名前は有名だった。でもそれ以上に、その彼に会ったことがあるという噂を何人からも聞いていた。
ある女性に仲介してもらって彼に会うことが出来たが、平凡な外見の男だった。別にオシャレでもないしいい車に乗ってるわけでもない。月10万円もの課金をどうやって捻出してるのかと聞いたら、セックス中毒なのでただの浪費ですと言っていた。でもいつか辞めないと自己破産してしまうとか心配していた。
彼の精神状態がそれからどうなったかは知らないが、確実に言えることは、「課金をして大量に行動したら誰でも出会える。逆も然り。」ということだ。
出会い系サイトで人気のある女性には、毎日100通以上のメールが届く。1000通という人もいる。
その女性は誰もメールの通知設定をしていない。気が向いたらログインをしてメールボックスを開くんだ。
ということは?
ここ想像できていない男が多すぎる。
一日に200通のメールがある女性が、3日間ログインしていなかったら?
未読メールが600通溜まっているということだよ。
それを全部読むかって、絶対読まない。一番上に表示されている5通くらいを読んで終わりだろう。
それでサイトを閉じて、次の日にはさらに上に200通の新着メールが乗っかっている。
既読にした人が誰かすら分からない。
こんな状態の女性に、出会えない男ほど言う。
「メール送ってます、読んでください」
どこの誰か分からない男のために、過去のメールボックスから発掘しろって無茶だろ。
ここが本当に分かってない人が多すぎる。
だから、課金している人が強い。
俺は出会い系サイトでの人気の女性に必ず出会えてきたが、それは簡単な工夫なんだよ。
人は誰でも生活リズムがある。
出会い系サイトを開く時間も、多くは決まっている。ログインした時間が表示されているのでそれを覚えておく。
毎日その時間に繰り返しメールする。すると大量のメールの中で、ログインした瞬間に上のほうに表示されていることがあるだろう。
しかもニックネームの名前やプロフィールを工夫しているので、覚えてもらっているケースが多い。
当然、返事をもらいやすくなる。
毎日メールできるのは課金しているから。これを何人もの女性に同時進行で繰り返していた。
ほとんどの女性から返事はもらえるようになった。
そして自分の方法論を確立すると、課金額は次第に少なくて済むようになった。
たぶん、月に10万円課金していた彼よりも、俺の方が最終的には課金額は少なく済んでいたはず。
彼はその後名前を聞かなくなったので、無事依存症から卒業できたか自己破産したのかもしれない。
課金すること、サイトの中での活動を徹底的に研究すること、仮説と検証を繰り返すこと。
出会い系サイトなんて仕事と比べたらレベルが低い作業だよ。
でも、真剣に研究する人が少ない。
だから85%はろくな出会いになっていないわけ。
今日もまた、自分以外の誰かのせいにしているモテない男がいるぜ?